スタブ及び準集中定数素子を用いたストリップラインBSFに関する基礎検討

近年,マイクロ波帯の通信端末において,周波数利用の混雑が懸念されており,周波数利用の効率化, ノイズの除去及び回路の小型化が求められている. そこで設計した阻止帯域を有するマイクロストリップBSFを低段数で実現することを目的とした. 本検討ではマイクロストリップ線路で構成される準集中定数素子のインダクタ,キャパシタに着目し, LC回路BSFをマイクロストリップ線路へ等価回路化する手法について検討を行った. また,一例として携帯電話などで用いられる800MHzに着目した.